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三崎亜記さんの「バス・ジャック」です。
「となり町戦争」で第17回小説すばる新人賞受賞、第18回三島由紀夫賞候補、第133回直木賞候補となり、映画化もされて、一躍名を馳せたあとの第2弾の小説だった。


《あらすじ/カバー裏表紙より》
今、「バスジャック」がブームである―。
バスジャックが娯楽として認知されていて、様式美を備えるようになった不条理な社会を描く表題作。
回覧板で知らされた謎の設備「二階扉」を設置しようと奮闘する「二階扉をつけてください」、大切な存在との別れを抒情豊かに描く「送りの夏」など、作者の才能を証明する七つの物語。
この短編集の中に、きっとあなたの人生を変える一遍があります。


何だろうこの感覚、どこかで味わったことのあるどうしようもないくらい私好みの感覚。
安部公房の作品を初めて読んだときの感じたあの感覚に近いと思う。
「となり町戦争」でこの人天才かも?と思ったのだけど、「バスジャック」を読んでしかと確信した。

お話はすべて現実にありそうな、生活の中の一断面。
もしかしたらアルかも?と思わせる現実をすこーし超えた「アイデア」を注入することで、独特の違和感を生じさせ、それによって現実に対する認識を新にさせてくれる。

でもその中に、哀しさや優しさや淡い感じや懐かしさみたいなものをジンと感じさせる感覚が、三崎亜記さん独特の味なのかなと思う。
そういう意味で、研ぎ澄まされた鋭さを感じる安部公房の作品とは一線を画していて、より馴染みよい。

その後の作品をみても幅を広げていて、いつもどんな引出しを開けて見せてくれるのかが、楽しみなド注目の作家さんだ。

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2012.03.12 | 三崎亜記 | トラックバック:(0) | コメント:(0) |












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