上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告 | トラックバック:(-) | コメント:(-) |

精神科医で立教大学現代心理学部映像身体学科教授である香山リカさんの「弱い自分を好きになる本」です。

前向きな思考、競争や成長、強い意志などを求める本が多いなかで、「弱くても何の問題もない、その弱さこそあなたの魅力だ」と呼びかける本書は、この本自体が著者の言う「人を安心させる優しい魅力」に包まれている。

気が小さくて落ち込みやすく、日頃から自分のことをとても「弱いなぁ」と自己嫌悪に陥ってしまっている私には、当てはまることが多いので読んでみた。

必ずしも著者の分析に私自身がぴたりとはまったわけではなかったので、納得がいってスッキリしたとか、自信がついたとまでは言えないのだけれど、一人ひとりの持つ弱さや悩みに寄り添い、それでいいよと言い続ける著者の姿勢は基本的に好きなのだ。

「あなたが悩んでいる心の弱さが、他人を思いやれる本当の優しさでもある」と、「あなたのその性格が人を安心させているのだ」と著者は語りかける。

そして、いろんな場面 (職場や学校、親子関係のストレスなど) に即した工夫や考え方などのアドバイスが、とても優しくてあったかな言葉で綴られている。

さて、弱い自分を好きになれるのか。
それは、人それぞれだろうし、私自身はこれを読んだら、弱い自分がだんだん好きになってきたというわけではない。

だけど、こういう考え方をしている人がいる。それも識者と言われ、多くの人の共感を得ている人の言葉だから、影響力がある。
こうした考え方が受け入れられて、少しでも、じわじわとでも広がっていけばいい。社会の根底のところで、そっと根を下ろしていってほしい。
そのためにも「こういう考え方っていいよね!」という声が、あちこちでつぶやかれると嬉しいのだ。

弱い自分を素直に出せる心優しい場や関係があちこちに生まれ、弱い自分を受け入れてくれるあたたかな環境が、寛容で大らかな社会が育まれていくことを期待したい。

 にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

2012.04.26 | 香山リカ | トラックバック:(0) | コメント:(0) |












管理者にだけ表示

トラックバック URL↓
http://patchxpatch.blog.fc2.com/tb.php/40-d7c59bcd

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。