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伊坂幸太郎さんの「PK」です。

伊坂さんの本はだいたいは出版されればすぐに読んでいるつもりなのだが、そういえば昨年は一冊も読まなかった。あとがきを見るとやはり震災が影響をしていたようで、本書が出版されたことがまず嬉しい。久しぶりの伊坂作品だ。


《帯より》
「PK]「超人」「密使」からなる“未来三部作”。
こだわりとたくらみに満ちた三中編を貫く、伊坂幸太郎が見ている未来とは―。


構成の巧みさ、設定の意外性、絶妙な伏線の回収とミスリードのうまさなど、いつもながらの面白さなのだが、本作品は、よりメッセージ性が強いと感じる。

伊坂さんの文章は、硬質な文体の中に微妙な違和感を感じさせ、それが沸々と期待感を抱かせる。
この感覚が読んでいてたまらないのだが、今回の作品はその感覚がとりわけ強く、読んでいる間中、どの段落においても何か別の事情や理由や圧力を内側に、裏側に含んでいるのだろうと感じさせるぞわぞわした予感みたいなものが続いていた。

視点の切り替わりも今回はより激しくも巧みであり、それは従来からの伊坂作品の特徴でもあるのだが、いっそう洗練されたように感じられる。時間を含めてかなり思い切った切り替えが行われているが、とてもわかりやすく、物語のリズムを良くしている。

物語に登場する主人公たちは、みんな、大きなシステムと対峙する一人の人間として、決断を迫られる。その決断が、未来を変えると。
そして引用されている心理学者アドラーの言葉「臆病は伝染する、そして、勇気も伝染する」に象徴されるように、大きな見えない力に翻弄され、決断を迫られる登場人物たちにあって、全体通して読者に伝えたいいくつかの大切なメッセージのようなものが強く響いているように感じられた。

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2012.03.18 | 伊坂幸太郎 | トラックバック:(1) | コメント:(2) |

本が好きからきました。

伊坂氏の作品は先人になって読み出しました。想像させる文体が好きです。ゴールデンスランバーは個人的に納得いかないですけどw

宜しくお願いします。リンクも是非。

2012.04.01 13:29 URL | カンザス #- [ 編集 ]

伊坂さんの文章を読んでいると、ワクワクしてきますね。
ゴールデンスランバーは、これまでの伊坂さんとは違った感じはしましたね。

こちらも良ければ、リンクしてください。
これからもよろしく!

2012.04.01 20:56 URL | patch #- [ 編集 ]












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「PK」伊坂幸太郎
その決断が未来を変える。連鎖して、三つの世界を変動させる。こだわりとたくらみに満ちた三中篇を貫く、伊坂幸太郎が見ている未来とは。中篇「PK」「超人」「密使」からなる未来三

2013.07.05 14:59 | 粋な提案

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