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安部公房さんの「壁」です。
S・カルマ氏の犯罪/赤い繭/洪水/魔法のチョーク/バベルの塔の狸 の5編からなる。


この本を読んだのは、いったい何度目だろう。
私の価値観といいうか思考パターンに最も大きな影響を与えた小説と言っていい思う。

姉の教科書に「赤い繭」が掲載されていたのを偶然読んだ。その時、自分は中学2年生だったと思うが、安部公房作品との初めての出会いだった。確か「なんかこれもの凄い!、こんな小説があるんや!」と感動した記憶がある。

早速「壁」を買ってきて読んでみた。いやいやそのあまりの面白さに驚愕し、立て続けに数回読んだ。なんか武者震いがした。そして「こんなにものごとを自由に、奇抜に、普通じゃなく、面白く考えてもいいんだ」という、子どもながらに価値観の大きな転換が起こったような気がした。

シュールレアリズム的な面白さ、意外さ、突飛さ、驚きの感覚、現実離れした世界観、想像を超える発想みたいなものが、なぜか最高に知的で、最高に創造的で、最高に楽しくてドキドキするモノとして自分の中に揺るぎないモノとして撃ちこまれ、安部公房さんも特別な存在として刻まれてしまった。

いまだに、自分の価値観の大切な部分をこの時の感覚が占めていると感じるくらいに、この本の存在感は大きい。

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2012.03.01 | 安部公房 | トラックバック:(0) | コメント:(4) |

こんにちは^^
初めまして。
「作家への愛情・・・」トーナメント、作成したものです。
ご参加、ありがとうございます。
さて、この「壁」。
僕も安部公房、好きなのですが、この「壁」だけは、からっきしわかりません:;
今後とも、よろしくです。

2012.04.13 03:51 URL | トグサ #- [ 編集 ]

トグサさん。
来訪ありがとうございます。

私も「壁」を理解しているわけではないのですが、呼んでいて心地よいのです。

こちらこそ、よろしくお願いします!

2012.04.13 04:07 URL | patch #- [ 編集 ]

私も教科書(自分の、しかも高校時分でしたが)で安部さんの作品を読んでハマりました。作品は「棒」で、現代では割とポピュラーな手法というか作風になっている、「死後に偉そうに語る、神的な存在」が出てくるお話でした。
そういう話は他にも幾つか知っていたのですが、安部さんの「棒」には人間に対するドライな、言うなればデジタルで理系的な処理をしている印象を受け、感動し、県立図書館へ走ったのでした(笑)

ちなみに「壁」は自分も大好きです。「赤い繭」は、考えてみれば中学生という思春期にぴったりの作品かもですね~

安部さんの記事が多いので、また来ますね。お気に入りに入れておきます(笑)
それでは長文失礼しました。



P.S. あ、大江健三郎の「死者の驕り」が入った新潮文庫は読まれましたか? 初期の大江作品は安部さんに通じるえげつなさがあって面白いですよ~

2012.07.09 08:36 URL | 亜樹 #- [ 編集 ]

コメントありがとうございます。

確かに安部さんの作品は、とっても理系な傾向が強くて、とても分析的で、そこがまた刺激的で面白いんですよね。
中学生の頃から大学生くらいにかけて、ひたすら安部公房にはまってました。
特別な存在です。

少し遅れてですが、同時期に、大江健三郎さんにもはまってました。
「死者の驕りも読みましたし、「同時代ゲーム」なんか好きでしたね。

2012.07.09 10:27 URL | patch #- [ 編集 ]












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