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養老孟司さんの「ぼちぼち結論」です。

雑誌「中央公論」に連載した「鎌倉傘張り日記」の2005年11月以降の分に、いくつかの文章を新しく付け加えた養老先生の時評シリーズ完結編。


《文庫本裏表紙より》
「理性」に振り回される現代世界を憂い、社会「常識」の怪しさを指摘し、虫捕りの時間がないことをぼやく…。
養老孟司の時評シリーズもついに完結篇。ホリエモン・村上ファンド騒動、NHK受信料、データ捏造問題、中国の経済脅威、自民党総裁選、団塊世代の定年…。さらに、幸せについて、文明についても考察。さあ、結論が見えてきた。


一文一文が妙に論理的で、言い切り調なのが特徴の軽快なぼやきのエッセイである。

いろんな話が出てくる。かなり言いたい放題である。たぶんだが面倒くさくなったのかもしれない。そんな横着な感じがするのだが、そこが面白い。

現代世界の問題はアメリカ文明。そういってしまえば、結論は簡単だ。
アメリカ文明はエネルギー依存、石油依存文明である。アメリカ人は自分の都合のいいように考えるに決まっている。アメリカはどう考えるのかを推測し、大人の付き合いをしようと言う。

古代文明はすべてエネルギーを木材に頼った。だから四大文明の故地は、森林を再生不能になるまで切ったため、現在ではすべて荒れ地だという。石油についても採掘できなくなるまで掘るに違いない。人間は利口になるというものではないとおっしゃっている。

ヒトの脳は、五感から情報を取り入れ(感覚)、内部で計算し(考える)、行動(運動)として出力する。
教育とはこの三つを訓練することだが、日本もエネルギー依存だから、教育は「感覚を育てる」ことを無視し、運動せずに平坦なところを歩き車に乗り、脳の入出力は単調化してしまっているから考えられるわけがない。ちゃんと体を使えよと。

エネルギーはいずれ払底する。ならば将来は人を訓練するしかないよとおっしゃっている。

こんなところが、私が読み取った養老先生のつぶやきの結論かな。

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2012.03.22 | 養老孟司 | トラックバック:(0) | コメント:(0) |

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